小学校 道徳教科書の東京書籍  新しいどうとく(小学校)の教材、「おれたものさし」の内容です。

小学校 道徳教科書

東京書籍  新しいどうとく

おれたものさし

内容項目 主として自分自身に関すること
善悪の判断、自律、自由と責任
東京書籍  新しいどうとく 2年生
1.本教材について キャラクターの「ともだちがほんとうのことをごまかそうとしたら、あなたはどうしますか」という設問によって、この教材文は、「ものさしを折ったのぼるが、ひろしに罪を着せてごまかそうとしている物語」に限定されてしまう。しかものぼる(力の強い集団のり一ダー)は、以前にも「ぼく」に同じことをしている。その時は、多分「勇気が出なくて罪をかぶった」ぼくが、今回は友だちのために立ち上がり、口では文句を言えなかったけれど、正しいことを行動で示す、という物語となっている。これでは、「いじめをやめさせるために勇気をもって、ぼくと同じように行動できるか、できないか」の二者択一になってしまう。しかし、ぼくは、のぼるがものさしを折ったところを見ていないし、以前の「下敷き」のてんまつもないことから、最終ページを除くP63~64までを中断読みすることで、児童はこの物語を「いじめ」に限定せず考えることが出来るのではないか、と考えた。
2.本教材を扱う際に、特に注意すべきだと考えたこと (1)善悪の判断………物差しを折ったのぼる(と仮定して)に事実を認めさせることを考える。
(2)親切、思いやり…友だち(ひろし)の気持ちを考え、自分に何ができるか考える。
(3)友情………………友だち(ひろし)を守るために、自分がどうするか考える。
(4)勇気………………のぼると仲間たちに、ひろし自身が立ち向かうことを考える。以前のぼくの問題を解決することを考える。
(5)正義………………のぼるとなかまたちの行動をどうするのか、考える。
(6)公正・公平………のぼるが物差しを折ったところをぼくは見ていないことから、誰が壊したのか確かめる方法を考える。
(7)学校生活…………先生に相談するなど、第三者の助けを求める方法を考える。
指導案はPDFをご覧ください。
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